2015年7月5日日曜日

インドネシア産ポップミュージックあれこれ(その1)

インドネシアのアコースティック・デュオ、マルコマルシェ、彼らのファースト・アルバム『Warm House』を福岡市内のいくつかの店舗で販売していましたが、お陰様で好評を頂き、ほぼ完売いたしました。ご購入ありがとうございました。
インドネシアには優良なポップミュージックがまだまだたくさんあります。今日は彼の地で生まれた素敵な作品をいくつかご紹介します。(カワズ)



①Tristan 『Home』 (2012)

RidwanとHutasoitの二人組、トリスタンが2012年に発表したデビュー作。デヴェンドラ・バンハートやレジャー・ソサエティ等を彷彿とさせるフォーキーでメロウな世界観が実に素晴らしく、トータルで聴き応えのあるアルバムです。


②Danilla 『Telisik』 (2014)

女性ボーカリスト、ダニラによる2014年作。大きなジャズフェスに出演するなど、現地でも注目されている実力派です。儚くも優美に彩られた楽曲と、どこかアンニュイな彼女の歌声に思わずうっとり。CDジャケットのアートワークも◎。



③Jamie Aditya Graham 『LMNOP』 (2012)

音楽番組の司会者やラジオDJなど、多方面に活躍するジェイミー・アディティア。彼が2012年にリリースしたアルバム『LMNOP』は70年代ブラックミュージックのエッセンスが詰まった、ソウルフルでポップな一枚です。アジアンテイストは殆ど感じませんが、カーティス・メイフィールドの撒いたアーバンソウルの種がインドネシアでも開花したと思うと感慨深いものがあります。


④Monita Tahalea 『Dream, Hope & Faith』 (2009)

アメリカン・アイドルのインドネシア版“Indonesian Idol”で発掘されたシンガー、モニタ・タハレア。上品で涼しげな風を感じるフリー・ソウル「I Love You」をはじめ、アイドル出身とは思えないほど艶やかで表現力豊かな彼女の魅力が存分に詰まったサードアルバムです。