2016年9月5日月曜日

秋に聴きたい繊細でフォーキーなカバー集

今日は2枚のカバーアルバムを紹介します。二人の女性シンガー・ソングライターによるフォーキーで繊細な作品です。これからの季節にぜひ♪(カワズ)


Mia Doi Todd 『Songbook』


Mia Doi Todd 『Songbook』

LA出身、ミア・ドイ・トッドの最新作。古今東西の名曲の数々を、彼女の最大の魅力といえるナチュラル&オーガニックな感性で見事に昇華した充実の一枚です。偏りすぎない選曲のバランスも素晴らしく、時を経ても色褪せることのない普遍的な“いい歌”を楽しむことができます。紹介曲(キュアーやネッド・ドヒニーのカバー)の他、ニール・ヤング、エリオット・スミス、プリンス、金延幸子(!)、TV・オン・ザ・レディオなどの曲を収録。


Mia Doi Todd 'Close To Me (The Cure)'

Mia Doi Todd 'A Love Of Your Own (Ned Doheny'

Lotte Kestner 『Best-of : Requested Cover Songs』


Lotte Kestnerは、シアトル生まれのアンナ=リン・ウィリアムズのソロユニット。自身のファンからリクエストされた60曲から選りすぐったアコースティックなカバー集です。シンプルなギターをバックにどこか物憂げな歌声で静かに紡がれる計17曲。ハイライトを挙げるのは難しいですが、冒頭のニック・ドレイク「Pink Moon」は、 オリジナルの内省的な世界観を損なうことなく、女性ならではのたおやかさも兼ね備えた素晴らしいカバーです。終盤に収められたザ・フレーミング・リップスの名曲「Do Tou Realize??」が醸し出すセンチメンタルな空気感も好き。
Lotte Kestner 'Pink Moon (Nick Drake)'

Lotte Kestner 'Do You Realize?? (The Flaming Lips)'