2016年12月4日日曜日

ニュー・アルバム『This Girl's In Love』発売記念!ルーマー特集②

英国の女性シンガー、Rumer待望のニュー・アルバム『This Girl's In Love』が先日リリースされました。先週と今週は彼女の作品を特集。今回は、オリジナルアルバム以外の企画盤やボーカリストとして参加した作品などをご紹介します。(カワズ)

■Rumer 『B Sides & Rarities』 (2015)


シングルリリースされた作品のカップリング曲や、アルバム未収録のナンバーを集めた2015年発表の企画盤。冒頭のクリストファー・クロスの代表曲「Arthur'sTheme」をはじめ、彼女の歌声が映える曲が並んでいます。ハイライトは7インチシングルでもリリースされた「Alfie」。バカラック&デヴィッド永遠の名曲のカバーが実に素晴らしく、新作『This Girl's In Love』の優美で幻想的な世界観へと繋がっています。

「Alfie」

「Arthur's Theme」

■La Honda 『I See Stars』 (2013)


ルーマーがソロデビュー前、本名Sara Joyceとして活動していたバンド、La Honda唯一の作品。2001年頃に録音していた音源にミックスを加え、2013年に初めて正式にリリースされた一枚です。現在のソロ作と比較してポップス色が薄く、フォーク~ロック寄りの作品ですが、天性のヴェルヴェット・ヴォイスはこの頃から健在。

「I See Stars」

■Stereo Venus 『Close To The Sun』 (2012)


イギリスのラウンジーなコンポーザー、Rory Moreがルーマーをボーカルゲストに迎え、ステレオ・ヴィーナスという名前でリリースした2012年作。ホーンのポップなフレーズとキャッチーなメロディーが一聴して耳に残る「John Sebastian's Girl」をはじめ、全編通して艶のある英国産ソフトロックに仕上がっています。ルーマーは本名Sara Joyceとしてクレジットされています。

「John Sebastian's Girl」

■Boozoo Bajou 『Grains』 (2009)


1990年代後半から活動するドイツのデュオ、Boozoo Bajouのサード・アルバム『Grains』では、ルーマーのボーカルが「Same Sun」と「Messengers」の2曲でフィーチャーされています。極上のチルアウトミュージックに溶け込む彼女のメロウな歌声に思わずうっとりしてしまいます。静かな夜のお供に。

「Same Sun」

「Messengers」